メルマガ137号
無事駐在を終え、本帰国される方へ耳よりな情報です。
正月を日本で過ごさないで、海外で過ごし、1月2日に日本に帰国する。
1月元旦に日本に在住すると、地方税がかかります。結構な金額なので、しっかり節税しましょう。
日本の本社の総務担当にしっかりと申告することも必要です。
メルマガ138号
1.はじめに
前回のメルマガで元旦以前に帰らないで1月2日以降に日本帰国するよう書きました。
これについて、少し説明します。
2.地方税のしくみ
地方税は1月1日現在、日本に居住し、住民票の届けを受けている市町村が本人に請求します。
この税は後払い方式ですので、今年分は来年に請求、支払い、となります。
当然、2009年に外国に居住していた人は、来年(2010年)地方税を払う必要はありません。
この節税による金額は約1.5ヶ月相当の個人所得額です。(あくまでもアバウトです)
3.具体的回答
今年、駐在を終え、2010年1月2日に日本に帰った場合、2010年1月1日現在時点で日本に居ないので、来年の地方税は課税されず、支払う必要はありません。
よって、会社に源泉されないように通知すべきです。
万一、源泉された場合、2011年3月の確定申告の際に還付手続きが可能です。
(この課税されない期間が3ヶ月、6ヶ月、1年かは、知りませんが)
なお、指摘の通り今年の駐在としての所得税は、海外源泉所得であるため個人所得税、地方税とも 支払い不要です。詳しくは、税の担当者に相談されるよう・・・・・。
【参考】
非居住者の帰任後の住民税について