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KENNCHAN のITコラム集
2010.2.1


パソコンやインターネット関連の役立つ情報が満載

(小林鰍ェ毎月発行している、メールマガジンに掲載された内容です)


 
【メルマガ140号掲載】 2010.2.12

 

@ KENCHAN の ITコラム 第24回  「TOTの非常用インターネット接続」


TOTのADSLインターネットを使用していて調子が悪く接続できない場合、あまり知られていないませんが、一時的に別の方法でインターネットを使用する方法があります。

TOTの窓口へ出向いて「ADSLインターネットの調子が悪い。どうしても早く使用したい。」と言えば、名刺大の小さいな紙を渡されます。

この紙には、一時的にダイヤルアップ接続を利用する方法が記載されており、接続速度は56KBと遅いですが無料でインターネットへの接続が可能です。

この紙には、次のように記載されています。(実際はタイ語です。)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
TOTの非常用インターネット接続方法

パソコンに内臓されているダイヤルアップモデムで、次の設定を行うとインターネットへの無料接続が可能です。

1、アクセスポイントの、接続電話番号を『1222』に設定。
2、※※※※※ ← ユーザーネームを入力。
3、※※※※※ ← パスワードを入力。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

接続速度は、56KB。私も実際に試してみましたが、Eメールやホームページの閲覧には必要にして十分な速度で特に遅いとは感じられませんでした。(しかし動画は無理でした。)

ちなみに、1回の接続で2時間という制限があるそうですが、この接続を何度も繰り返すことは可能です。ただし、市内通話の電話料金が毎回かかります(1回3バーツ)。バンコクでなくても、TOTの電話回線なら、タイ国全土76県、このアクセスポイントへの接続電話番号「1222」で使用可能です。なお、TREUやT&Tなどの他社の電話回線では使用できません。

現在、TOTのADSLを契約し、一時的にADSLインターネットへの接続できない場合、この方法でとりあえずはインターネットが使用できます。

最後に、上記「2」「3」の『※※※※※』の数値を記載する予定でしたが、あくまでTOTのADSLインターネット加入者専用の非常用という性質を考慮し、ここには記載しないことにしました。御了承下さい。しかし当社へ問い合わせ下されば個別にお知らせします。当社のお客様でなくても構いません。ご遠慮なく。




 
   【メルマガ139号掲載】   2010.1.18

@ KENCHANのITコラム 第23回 「消えたデジカメ写真の復元」

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

 昨年末、当社で忘年会を行いました。その様子をデジカメで撮った写真が、カメラの操作を誤ってしまい、メモリーカードの写真データをすべて消去してしまいました。

  半分諦めてかけていましたが、あるソフトを使ったところ、全部ではありませんが、ほとんどの写真を復元することができました。

    

 この「復元」というフリーソフトは、デジカメのメモリーカード内の写真だけではなく、パソコンの「ゴミ箱」を空にしてしまった後でも、またUSBメモリーでも、かなりの確率でファイルが復元できます。

 この手のソフトは、市販のソフトが1万円前後で多数販売されていますが、これらのプログラムの根幹部分も、このフリーソフトの一部を使用しているため、市販のソフトでもこの「復元」でも、それほど大きな違いありません。

 万一の時は、十分に試してみる価値あります。
 なお、復元した写真はこちらです。

使用方法
http://pcqq.la.coocan.jp/freesoft/dataresuque.pdf

復元ソフト
http://www.kobayashi.co.th/pc/fukugen/restor428.exe





                               
2009.12.15
@ KENCHAN の ITコラム 第22回  「グーグル翻訳」 


 やっと登場。待ちに待ったこのサービス。
Google が、日本語からタイ語への自動翻訳サービスを開始しました。無料で使用できる自動翻訳サービスは、インターネット上に多数あります。しかし、これまでのものは、ほとんどが英語や中国語への翻訳でした。

 今回グーグルが、英語を介さずこのような日本語からタイ語へ、ダイレクトに翻訳するサービスを出してきたのは
画期的なことだと思います。

 ただし翻訳精度は、英語などの主要言語と比べると、まだまだこれからといったレベルです。
しかしながら、長い文章も2−3秒で翻訳してくれるので、手紙や文書の翻訳など、ある程度の当りを付けるには、
非常に重宝するサービスであることには違いありません。

「日本語 → タイ語」 を試してみました。

  
  「タイ語 → 日本語を試してみました」


 「日本語 → タイ語」
 http://translate.google.co.jp/?js=y&prev=_t&hl=ja&ie=UTF-8&layout=1&eotf=1&text=&sl=ja&tl=th#

 「タイ語 → 日本語」
 http://translate.google.co.jp/?js=y&prev=_t&hl=ja&ie=UTF-8&layout=1&eotf=1&text=&sl=th&tl#




 
【メルマガ138号掲載】   2009.12.8

 @ KENCHAN の ITコラム  第21回
                     「ADSLの速度が遅すぎる場合には」

ADSLは、ベストエフォート型の通信サービスです。

 「ベストエフォート」とは「最大限の努力はしますが、通信速度の保障は致しません」という意味です。ADSLの申し込み書には、このような趣旨の文言が必ず含まれています。

 そのため契約上は、通信速度がいくら遅くともインターネット会社に苦情は言えないことになりますが、実際のインターネット会社では、契約速度の10分の1の以下の速度しか出ない場合には、対応策を検討してくれることが多いようです。

インターネットの速度が極端に遅い場合、原因の多くは次の3つです。
  1.電話局からアパートまでの、一般電話回線の老朽化や接触不良。
  2.電話局からの距離が遠すぎる。(下記の図を参照)
  3.アパート内の電話回線の老朽化や接触不良。

【対策】
 「1」の場合は電話局に、電話局からアパートまでの電話回線を調べてもらいます。
しかし、かなり速度が遅くないと、電話会社はなかなか重い腰を上げてくれないのが
実情です。

 「2」の場合は、電話局の近くに住むしかありません。
日本ではお部屋を探す際、インターネットを少しでも早く使用したい単身者などが稀に電話局の近くという条件で探す人もいます。

 「3」の場合は、アパートやコンドミニアム内のエンジニアに、「建物内の電話回線の状態」を調べてもらいます。
ここは、インターネット会社から派遣されるエンジニアには触られない領域です。
そのため、建物常駐のエンジニアの技術が不足している場合には、改善に時間と根気が必要となるケースが多いようです。

 ちなみに、パソコンの性能によっても、多少はインターネットの速度が違ってきます。
(ただし極端に遅い場合は、上記「1」〜「3」の原因がほとんどです。)

ベストエフォートとは?(NTTのホームページより)

【関連記事】
□ コンピュータが遅い
http://www.kobayashi.co.th/pc/level3.htm#080121
□ PCのメモリー増設について(説明)
http://www.kobayashi.co.th/pc/level4.htm#memory-up





 
【メルマガ137号掲載】   2009.11.10


@ KENCHAN の ITコラム 第20回 「Google - 映画館の上映情報 -」


 
あまり知られていませんが、グーグルが映画館の上映スケジュールを提供しています。 世界各国の上映スケジュールが検索可能で「今日は何の映画が観られるのか。また最終上映時刻は何時なのか?」などを調べることができす。

  試しに東京、大阪、ロンドン、パリ、カリフォルニア、バンコクの都市名で検索してみました。

 お目当ての映画が「どの映画館」で「何時から」上映されるのかがわかり大変便利です。
お住まいの都市名で探して行けば、「次の上映まであと1時間半待ち」などということもありません。

【Google 上映情報】
http://www.google.com/movies?





 
【メルマガ136号掲載】   2009.10.19
@ KENCHAN の ITコラム 第19回  
Google 製 HP閲覧ソフト「 Google Chrome 」 

 検索の大手 「Google」 が、ホームページ閲覧ソフトを開発した。無料でダウンロード可能、日本語版もある。この「Google Chrome(グーグル クロム)」は、ホームページの表示速度が非常に早いと話題になっている。

 実際にインストールして使ってみたが、確かに Internet Explorer や FireFox と比べて、評判どおり速く、実感できるほどの違いがあった。

  なぜ Google Chrome は速いのか?
そのしくみは、あるページを表示すると「パソコン使用者が、次はどのページを見るか」を予想してパソコン内部で、先にホームページ読み込んでいるためだ。

 予想が当たれば瞬時に表示され、当たらなくても既にある程度読み込んでいるため、やはり早い。この先読み機能が、表示速度の圧倒的な違いとなって表れ、このソフトの特徴的な機能となっている。

 しかしなぜGoogle は、このようなソフトを開発したのだろうか?

 それは Google の収益の大部分が、Google で検索をした際、画面右側に表示される広告収入であることに関係している。もし表示速度が遅ければ、広告を見を見てもらう機会は少なくなり、逆に速ければ広告を見る人数は多くなり、これが収益に直結してくる。

 そのため、少しでも早いインターネット閲覧ソフトを3年前から開発していた。
そして、最近ようやく完成版が発表された。

 以前、当ホームページで紹介した「ファイヤーフォックス」も確かに速いが、 こちらはさらに高速だ。

  一度試してみては、いかがだろうか?

  Google Chrome
  http://www.google.com/chrome/intl/ja/landing.html?hl=ja&hl=ja





 
【メルマガ135号掲載】   2009.9.8

@kenchan のITコラム 第18回 -ワープロソフト&表計算ソフト-

  今回は、オープンオフィスというソフトを紹介。

  ワープロソフトや、表計算ソフトでは、Microsoft 社の「Word」や「Excel」が有名だが、
 価格は約5万円と決して安くはない。(参考価格

  これらのソフトがなければ「Word」や「Excel」で作成された文書の作成はもちろん、
 閲覧さえできない。
 
  そこで世界の有志が集まり「Word」や「Excel」とほぼ同じように使用できるフリーソフトを、
 現在開発している。最近日本語版が出されて、使い勝手は Microsoft のそれと
 あまり変わらず、おすすめのソフトである。

  「Word」のようなワープロソフトは『Writer』、『Excel』風の表計算ソフトは『Calc』という名称で、
 これらをまとめたパッケージ「OpenOffice.org 」と呼んでいる。
 ファイルに互換性があるため、このソフトで作成した書類を MicrosoftのWord や Excel でも
 使用できる。

  気軽にダウンロードして使えるため、一度試してみてはいかがだろうか。

wordのようなワープロソフト『Writer』

Excelのような表計算ソフト『Calc』

  OpenOffice.org 3.1.1 日本語版 Windows (145MB)
  ↑ここをクリックすると、すぐにダウンロードが始まります。

  Open Office.org インストール参考ページ
   http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/col/20060407/116203/?P=1





 
【メルマガ134号掲載】   2009.8.10


@ KENCHAN の ITコラム 第17回 - タイからの郵便料金 -

  日本はもとより世界各地への、タイ発の郵便料金を調べることができます。

  残念ながらタイの郵便局は、日本のようなしっかりとした郵便局員は少ないようです。
 知識不足による勘違いや、南国ならではのマイペンライ精神などにより、
 対応した局員によって郵便料金が変わることもあり、一筋縄でいかないことのも珍しくありません。

  そのため、郵便局へ行く前に、事前に凡その郵便料金を調べておくと良いと思います。
 調べ方は簡単。まずここにアクセス。次に「JAPAN」を選んで、「何グラム」かを入力するだけ。
 これで日本への郵便料金が表示されます。

  さらに、この結果をプリントアウトして荷物と一緒に郵便局へ持って行けば、
 郵便局員泣かせ(?)の、正確な郵便料金での発送ができて鬼に金棒です。

  なお、「Destination」に「Thailand」を選択すれば、タイ国内の郵便料金算出も可能です。

Thailandpost.com (タイ郵便料金サーチ) 
http://www.thailandpost.com/search_ems_en.asp

 



 
  2009.6.22

                                             
@ KENCHANのITコラム 第16回 ウイルス対策ソフト 「AVG Anti-Virus」


  パソコンを様々な危険から防御してくれる、「ウイルス対策ソフト」。 パソコンに侵入しようとするウイルスをプロテクトしたり、侵入したウイルスを駆除することができる。

 以前このコラムでウイルス対策ソフトを紹介したが、今回もう1つ「AVG Anti-Virus」を紹介する。現在個人的にこの2つのウイルス対策ソフトを同時使用しているが、パソコンの動作も軽く非常に快適に使用できており、パソコンのウイルス対策はこれで必要にして十分だと感じている。(ただし、パソコンのハード、各種ソフトとの相性などにも関係するため、これはあくまで一個人の使用感。)

 ウイルス対策ソフトには、たくさんの種類のソフトが存在する。評判の良いもの悪いもの、有料、無料と様々だ。有料のウィルス対策ソフトは、有効期限が期限が切れてしまえばウィルスに対し無防備な状態になる危険性があるが、このソフトは無料のためその心配はない。またダウンロードして気軽に導入することができる。

 検知率が良いと評判がよくて、しかも無料のソフトは中々ないが、以前このソフトの英語版が出された際には、その条件を満たすソフトとのことで人気が出た。

 最近日本語版が出され、日本でもこれからメジャーになりそうな無料ウイルス対策ソフトである。

                                   





 
2009.6.15

@ KENCHAN の ITコラム 第15回  海外でラジオ「NHKラジオ深夜便」

  「ラジオ深夜便」というNHKの深夜のラジオ番組の一部がタイでも聴けます。
 
 この時間帯では若者に人気のバラエティ番組「オールナイトニッポン」が有名ですが、一方こちらは落語や昔のジャズ、懐メロや小噺などNHKらしい番組内容になっています。特に年配の層に人気があり、この中の名物コーナー「こころの時代」などは、その後書籍として出版されるほどでした。

  深夜の時間帯にもかかわらず地味な内容が予想外にヒットして、聴取率3パーセントという、ラジオ業界を驚かせた人気番組です。(深夜ラジオの平均聴取率は1パーセント以下)

 この「ラジオ深夜便」の放送の一部がインターネットで気軽に聴けます。寝る前に明かりを消した部屋で聴くと、海外に居るにもかかわらず「現在日本にいるのでは」と錯覚し、日本が懐かしくなるような番組内容です。

 ラジオ深夜便(NHK)
 http://www.nhk.or.jp/r1/shinya/index.html

 「ラジオ深夜便」(Wikipedia)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AA%E6%B7%B1%E5%A4%9C%E4%BE%BF





 
2009.4.9

@ KENCHAN の ITコラム −ワイヤレスルーター−  第14回

 
  最近、インターネットをワイヤレスで接続するお客様が増えてきました。 LANケーブルの長さを気にする必要がなく、高速でインターネットが使用できて確かに便利です。 一度体験すると、有線接続(LANケーブル接続)には戻れない、というお客様の声を聞きます。

 ワイヤレスで接続するには、専用の機械「ワイヤレスルーター」を別途購入する必要があります。タイの電気屋さんでは、約2,000Bから4,000Bで販売されています。

 タイの民間通信会社「TRUE」では、現在プロモーションを行っており、同社の「Hi-Speed Internt 4MB」プランを申しこんだお客様には、無料でプレゼント中です。

 2MBプランや、1MBプランでは、従来通りの有線モデムとなります。(※「モデム」のため、パソコン1台しか繋げません。「ルーター」なら複数台パソコンが繋げます。)

 パソコンを2台以上繋げる予定の方は、ワイヤレスルーターの入手をお勧めします。なお、パソコンの設定は難しくなるために、設定業者への依頼をお勧めします。






 
   【メルマガ129号掲載】   2009.3.19

@ KENCHAN の ITコラム 第13回  −ADSLモデムの設定値−


 タイでインターネットを申し込むと、プロバイダーから有線タイプのADSLモデムが無料で貸し出されます。パソコンの設定は詳しい方なら自分でも可能ですが、一般的には設定業者に依頼します。

 ワイヤレスタイプのADSLモデムを希望する場合は、各自で購入となります。

  一般のパソコンショップでは、2千バーツから4千バーツくらいまで様々なタイプが販売されています。(プロバイダーでも購入可能。)

  今回パソコンショップで、2,200バーツのADSLワイヤレスモデムを購入しましたので、写真を撮っておきました。(右写真)


箱の裏には、下記の図が記載されています。様々な用途で使用できるタイプです。


プロバイダーがTOTの場合、次の設定値をモデムにセットアップします。
   なおこの設定値は、TOTの技術サポート窓口で入手できます。




【メルマガ128号掲載】   2009.2.20
@ KENCHAN の ITコラム  第12回 インターネットの接続のお手伝い

 

ご自宅へ日本人スタッフがお伺いして、インターネットの接続を格安でお手伝いします。その他のパソコンのトラブルもできる限り対応します。

1.対応可能なサービス
 インターネットの接続設定。ワイヤレスインターネットの設定。Eメールの設定。プリンターや周辺機器の設定。ウィルスのチェックと駆除。家庭内LANネットワークの構築。パソコン動作の高速化。Macintosh パソコンの設定。ソフトウェアのインストール。会社のパソコンを自宅で使用するための設定。
その他のパソコントラブル。

2.料金と所要時間
 作業料金は、1時間1,000バーツ。出張費は無料です。新規インターネット接続設定の場合は、通常30分−40分で接続可能。料金は1時間以内ですので、1,000バーツ。その他作業も、1時間あたり1,000バーツと明瞭会計です。

3.注意点
(1)当社を御利用のお客様のみのサービスとします。
(2)当社へお任せ頂く際は、お客様自身でインターネット設定をしないようお勧めします。

理由:
お客様自身でインターネット設定を途中まで行った場合、パソコン内の各種設定値がズレてしまい、動作不安定の原因となります。これらを元の状態に戻してからのインターネット接続設定となるため、時間も費用もかかってしまいます。

この場合通常は作業時間2時間以上、料金は2,000 バーツ以上となりますので、あらかじめ了解願います。
こちらも参照下さい。






2009.2.5
@ KENCHAN の ITコラム  第11回  ワイヤレスインターネットへの接続方法

 

今回は、ワイヤレスインターネットへの接続方法を紹介。

 最近は、ワイヤレスタイプのADSLインターネットモデムが、廉価なお値段で購入できるようになってきました。タイでは、コンピュータ関連のお店で約3,000バーツで販売されています。ただ、現在インターネットに契約している方は、そのプロバイダーから、2,000バーツ弱と、格安で購入可能です。これから新規で申し込む方も、このプロモーション価格のワイヤレスADSLモデムが購入できます。

  ADSLインターネットの申し込みには、オーナーのIDカード、オーナーの承諾書、アパートの登記簿のコピーなどが必要となるケースが多く、外国人が申し込みを行うのは手続きが結構大変です。

 そこで、当社をご利用頂いたお客様にはサービスとして、無料で申し込みを代行しております。
 (ただし、モデムとパソコンの出張セッティングは、別途1,000バーツで行っております。

 VISTAと、日本語のOSは要注意
モデム同梱のCD-ROMがサポート外のため動きません。所要時間30〜40分。)

 最近のノートパソコン本体には、既にワイヤレス受信機が内蔵されています。設定すれば、リビング、寝室、台所、場所を問わず、どこからでもインターネットを楽しめます。

  下記の手順で設定可能です。

「スタート」 → 「すべてのプログラム」 → 「ネットワーク接続」 →  「ワイヤレスネットワーク接続」 →
〔自動的に表示される電波名の中から、該当する電波名をダブルクリック〕 →
〔パスワードの入力が求められるので、正しいパスワードを入力〕 →

インターネットに接続完了!






【メルマガ127号掲載】   2009.1.16
@ KENCHAN の ITコラム 第10回  インターネット接続スピード測定

 

インターネットの接続スピードを測定するページは、既に当社ホームページ内にあります。

 インターネット -タイ国内接続スピード-
http://www.kobayashi.co.th/business/page/no3-7.setting.htm#speed_thai

 ただし、この欠点は、「Flash Player」というソフトが入っていることが条件となっていることです。

 このFlash Playerは、最近のパソコンでは、あらかじめ入っている場合が多いですが、4−5年前のパソコンには入っておらず、上記のサイトでスピードを測定できない場合があります。

 そこで今回は、次のサイトを紹介します。

 http://homepage2.nifty.com/oso/speedtest/

 【使い方】
 「データサイズ 500Kバイト」というボタンを押すと、約10秒後に、別ウインドウで、測定結果が表示されます。




 上記例では、「207Kbps」というスピードです。
 速度については、こちらも御参照下さい。




 
【メルマガ126号掲載】   2008.12.17


@ KENCHAN の ITコラム  第9回  タイのラジオを聴く

今回は、世界中どこにいても、タイのローカルラジオが聴けるWEBサイトを紹介。

 タイローカルラジオ局のリアルタイム放送が、インターネット経由で聴け、タイ語のニュースなどで、ホットな情報を、いち早くキャッチすることができる。

 タイ語がわからなくても、タイのポップミュージック、演歌などが、次から次へと目白押し。日本からアクセスすれば、そこはまるでタイにいる気分。タイ語の勉強を、教材付属のCDなどで行われている方も、まずネイティブのタイ語のスピードと発音に慣れてみるのも悪くないかも。

 使い方は、簡単。

画面中段の、四角い放送局のボタンを押すだけ。
放送局によっては、時間帯などによって聞こえない放送局もあるが、そこはマイペンライ。

地球の裏側からも、リアルタイムでラジオが聞けるのは、サバーイサバーイ(?)
 http://radio.siamtv.org




 
【メルマガ125号掲載】   2008.11.20


@ KENCHAN の ITコラム 第8回  日本語→タイ語 自動翻訳サイト

 今回は、日本語からタイ語への、自動翻訳サイトを紹介。

単語のみ入力しての「日タイ辞書」としての利用はもちろんのこと、短い文章の翻訳も可能。

翻訳精度は、文章が長くなるほど落ちるが、タイ人には意味が分かる程度の精度で、日本語の文章をタイ語の文章に翻訳してくれる。


 無料で利用可能で、翻訳時間は数秒。
  翻訳可能単語は、約1万5千語と必要にして十分だ。


 日本語→タイ語 自動翻訳 webサイト
  http://www.japanese2thai.com/auto/jsp/index.jsp



【メルマガ120号掲載】   2008.6.20
@ KENCHAN の ITコラム  第8回  ADSLモデムの設定 - TOT -

 

タイでADSLのインターネットサービスに申し込むと、ADSLモデムと設定用のCD−ROMをプロバイダより提供される。OSが「Windows XP」なら、特に問題はないが、「VISTA」や、「MacOS」の場合は、設定用のCD−ROMがOSに対応していないため、設定業者に接続してもらうことになる。

 設定の費用は、タイ人の業者で約500バーツ、日系の業者で2千バーツが相場。

 実はパソコンの設定自体は、それほど難しいものではない。しかし、設定値の詳細が不明なため、パソコンに詳しい方でも、自分で設定できないケースが多い。

 そこで、ある程度パソコンの知識のある方向けに、TOTインターネットの設定を下記に示す。ただ一般的には、業者に依頼する方がサポートも受けられるので、無難かと思われる。





 
【メルマガ119号掲載】   2008.5.20


@ KENCHAN の ITコラム  第7回  パソコンの地ならし - デフラグ−

 今回は「パソコンの地ならし」を行う方法と、その仕組みを紹介したい。パソコンの速度を速くすることが期待できる。

 パソコン内の記憶装置である「ハードディスク」の情報を記憶させる原理は意外と原始的で、「順番」に情報を記憶していく。しかし、パソコンを長いこと使用していると、情報の「順番」(データの新旧)が入り乱れて、速度低下につながってくる。

 この仕組みを、解り易く説明するため、今ではあまり使用されていない「ビデオテープ」にたとえてみる。2時間録画できるビデオテープに、2時間分の映画を録画したと仮定する。30分ごとに5分間のCMがあるとし、その部分は不要なため消去したとすると、ビデオテープの場合、その部分が空白になるだけで、全体の長さである2時間は変わらない。この空白にした20分の部分には、料理番組の追加録画などは不可能。

 しかし、これがハードディスクの場合は可能だ。小さな隙間に、断片的に次々と書き込むのが、ハードディスクの特徴である。テープの始まりから30分のCMがあった部分に、料理番組の最初の5分、そして映画が30分続き、その後料理番組が5分間、というように記憶される。

------------------------------------------------------------
・・・│映 画│CM│映 画│CM│映 画│CM│映 画│CM│・・・
------------------------------------------------------------
  ↓ CM部分を空白にする
------------------------------------------------------------
・・・│映 画│空白│映 画│空白│映 画│空白│映 画│空白│・・・
------------------------------------------------------------
  ↓ 空白に料理番組が録画される
------------------------------------------------------------
・・・│映 画│料理│映 画│料理│映 画│料理│映 画│空白│・・・
------------------------------------------------------------
  ※空白の領域にランダムにデータを格納できる。

 さらに、この5分の料理番組内にもCM部分があり消去すると、新たな空白部分ができる。ここにも他の番組を録画できるため、「映画の中の、料理番組の中の・・・」というように、テープの管理が大変になる。

 パソコン側は、私たちには、これらを感じさせないように、きちんと繋げて再生してくれるのだが、番組の録画場所はテープの前後に分散され、早送りや巻き戻しに時間がかかり、パソコン負担も大きくなる。

  テープの読み込み速度は、パソコンの速度に正比例しているため、パソコンの動作が遅く感じられる。さらに最悪の場合には、異常な発熱が、突然の故障の原因になることもある。上記の「テープ」を、「ハードディスク」を読み換えると、ハードディスクの情報管理の複雑さわかる。

 「デフラグ」は、その「順番」を元にもどし、整理整頓して、効率よく読み込みを行うこと、つまりパソコンを本来の速さで、安全に使用することができるようにする作業である。ちなみに、「デフラグ」とは、デフラグメンテーションのこと。フラグメンテーション(fragmentation=断片化)の否定形で、断片化を直す作業のこと。

 このソフトは、デフラグ作業を行って、最後には「この作業で何パーセント速度が向上したか」を表示してくれる。探すと様々ソフトが存在するが、筆者にはこれがわかりやすくて、効果も抜群なため、お勧めできる。ソフトは無料で提供されている。英語版だが、簡単な英単語なので、特に不便は感じないと思われる。

  デフラグは、月に1回程度行うと効率的だ。パソコンがキビキビしてくる。今まで一度も「デフラグ」を行っていない場合、その効果はハッキリとわかるほどだ。

デフラグの最中。それぞれの色は、同種類のファイル。

デフラグが終わり、結果が表示された。理論上は、13パーセント速度が向上しているはず。
AusLogics Disk Defrag
http://www.auslogics.com/en/software/disk-defrag/download
(※英語版のみが提供されている。簡単な英単語のみなので、特に不便は感じないと思われる。)




【メルマガ118号掲載】   2008.4.25
@ KENCHAN の ITコラム 第6回
   「海外でインターネット "世界どこでも日本語入力" 」

 

世界中のパソコンで、日本語が入力できるようになった。

Ajax IME: Web-based Japanese Input Method」のページにアクセスすると、英語のパソコンでも、韓国語のパソコンでも、漢字混じりの日本語が、きちんと入力できる。

IMEとは 「Input Method Editor」の略で、文字を変換ソフトウェアのこと。

Ajax(エイジャックス)とは、「グーグルマップ」で一躍有名になった最新技術で、
特徴として、マウスの微妙な動きや、入力途中の文字などから、次に表示する画像や文字をパソコン自身が予想して、また、それらを用意しておくことで、実際の画面表示を早くする技術のこと。

これらを組み合わせた、『日本語入力変換システム』が、WEB上で無料で利用できるようになった。

使い方は、非常に簡単。

1、「Ajax IME: Web-based Japanese Input Method」にアクセスする。
2、「IME On/Off」ボタンを押す。

これで、日本語入力できるようになる。

海外旅行先でのインターネットカフェ、普段使用しているパソコンの、日本語入力が不調の時など、様々な場面で活躍してくれそうだ。

下記のように、日本語仕様ではないパソコンでも、日本語入力が可能



 
【メルマガ117号掲載】   2008.3.20

@ KENCHAN の ITコラム 第5回 −タイでインターネット 一問一答−
  

 ここタイでは、インターネット利用に関して、日本では考えられないことが起こります。そこで、最近質問の多い事項を、一問一答形式でお答え致します。ただ、あくまで筆者個人の体験に基づくものですので、あくまで参考程度にお願いします。


Q.最近、ADSLのスピードが遅く感じます。どうすれば良いですか?

A.原因は、お客様によってそれぞれです。その原因を見つけ出すのは一筋縄ではいきませんので、専門のエンジニアに診てもらうのが賢明です。その方が最終的には、時間と費用の面でも、最も効率的な解決方法になります。

【対策】 インターネットを使用していない時間は、「ADSLモデムの電源を落とす」ことを、お勧めします。

 本来ADSLは常時接続のはずですが、タイのサポートセンターに電話をすると、この方法をお勧めされます。(日本では考えられないことですが。)そして、これが意外なほど効果があるようです。


Q.インターネットサービスプロバイダーのサポートセンターに電話しても、全然繋がらないのですが、どうなっているのですか?

A.TOTの場合は、プロバイダー側で問題が起きた際、サポートセンターの電話を一斉に切る傾向があります。またTRUEの場合は、アバウトですが復旧予想時間などの情報を、一応は答えてくれます。

【対策】ここはタイです。仏の心で、ある程度の我慢が必要のようです。

 なお「日本語サポート」を謳っているプロバイダーでも、実際にオペレーターに繋がる確率は、半日電話し続けて1回程度ですので、あまり期待はできません。


Q.今、ADSLが全く繋がらなくなりました。急ぎの用件があるので、Eメールだけでも使用したいのですが。

A.アナログモデムを使用して、ダイヤルアップで接続すると良いかと思われます。ホームページの閲覧などは少々厳しくとも、Eメールの送受信くらいでしたら十分可能です。

【対策】ダイヤルアップ接続用「インターネットカード」を、あらかじめ購入しておくことをお勧めします。

 
セブンイレブンなどのタイのコンビニでは、10時間分が、約100バーツで販売されています。非常用として常備しておくと良いでしょう。


Q.ダイヤルアップで接続するための「インターネットカード」は、数多くの種類があり、選択に迷います。お勧めのカードは、スバリどれですか?

A.「CSLOXINFO社」が販売している、時間制のカードをお勧めします。
 最も多く出回っているのは、『CSLOXINFO 10時間 140バーツ』のカードです。この会社の商品は非常に品質が安定しており、タイ人の間でも最も評判が良いプロバイダーです。


 なお、この種のカードの約8割は、地方都市では使用できないので注意が必要ですが、CSLOXINFO社のインターネットカードなら、タイ国全76県、すべてにアクセスポイントを所有しているので、地方へ出張や旅行の場合なども、ホテルから接続することも可能です。

 ちなみに「1222」の番号でダイヤルできる1ヶ月無制限のタイプもありますが、慢性的に繋がりにくく、しかも接続速度が一般の時間制のタイプよりも落ちるので、あまりお勧めできません。


Q.タイでは、混雑する時間帯は、かなり速度が落ちると聞きました。その時間帯を避けたいと思っていますが、混雑する時間帯は何時頃なのでしょうか?

A.最も混雑する時間帯は、午後3時から午後7時くらいまでです。これは学生さんが放課後にインターネットカフェで、オンラインゲームやインターネットの閲覧、データの大量ダウンロードなどが影響しているようです。

 一方、深夜と早朝は、速度はかなり早く、夜は0時を過ぎると、その違いが実感できるほど早くなります。この状態は朝8時くらいまで続きます。


Q.バンコクの喫茶店で、インターネットを快適に利用できるところはありますか?

A.スターバックスでは、ノートパソコンを持ち込んでのインターネットが可能です。料金は一時間150バーツです。
 
また最近増えてきましたが、「Wi- Fi」の表示のあるお店でもインターネットが使用可能です。ただし、タイでは日本と違って、一般的にインターネットは有料のサービスになります。


Q.ノートパソコンから、アリが出てきました。大丈夫でしょうか?

A.タイのアリは、なぜかノートパソコンの中が好きなのは事実です。何匹か出入りしている程度なら被害は少ないですが、小さな巣を作られると回線がショートし壊れます。

【対策】タイには、アリ除け用の白いチョークが販売されています。

  ノートパソコンの周りをチョークで描いて囲ったり、パソコン保管時は密封容器に入れるなどの対策も有効です。


Q.ノートパソコンを使用中に、頻繁にフリーズします。マウスが動かなくなって固まりますが、壊れたのでしょうか?

A.クーラーの入っていない部屋での使用の場合、熱暴走している可能性があります。
 いわば、パソコンの熱中症です。精密な機械で、且つ極限までコンパクトに設計されているノートパソコンは、タイのような熱帯の気候の下では、ファンの排熱だけでは追いつかない場合があります。

【対策】ノートパソコンの下に敷く冷却ボードも効果があります。

  何にしろ、クーラーの効いた部屋で使用されることを、お勧めします。


Q.今のマンション内は、無線LANインターネットが使用できると聞きました。どうすれば使えるようになりますか?

A.設定が必要です。マンション側より、IDとパスワードが配布されています。管理室に問い合わせてみて下さい。

【対策】無線LAN機能のないパソコンの場合、IDとパスワードを記載したメモをパソコンショップへ持って行くと、機器の販売と共に、設定まで行ってくれスムーズです。

  用は、約1,500バーツが相場です。



 
【メルマガ116号掲載】 2008.2.20

@ KENCHAN の ITコラム 第4回 −タイでワイヤレスインターネット− 

タイにて、ワイヤレスでインターネットに接続するには次の方法があります。

1.TRUEの提供するWi-Fiのサービスに申し込む。
2.携帯電話のネットワークである「GPRS」を利用する。
3.携帯電話のネットワークでGPRSより速度の速い「EDGE(エッジ)」を利用する。
4.最新の携帯電話のネットワークである「CDMA2000」を利用する。
5.パラボラアンテナを設置し、人工衛星を利用したサテライトインターネットを使用する。

以下、それぞれ簡単に概要を説明します。

1.TRUEの提供するWi-Fi

  バンコクやチェンマイなど大都市に限られます。しかも主に建物内に限られ、そこがTRUEと契約をして、基地局を設置していなければ、利用できません。
現在利用できるのは、ショッピングセンターやコーヒーショップ、大型のアパート内など限られた場所のみ。速度は一般的なタイプで1MB。利用料金は月額500バーツ。ただし共有回線ため、実測で200KBなら良い方です。ソニーのロケーションフリーなどでは、速度不足でほとんど画像が動きません。

2.「GPRS」とは、現在使用されている携帯電話の電波を使用した接続サービス。
 
 最高速度は40KBですが、タイ国内、どこでも利用できるため便利です。
実際利用してみましたが、タイ国境付近で実測35KBと、接続スピードは日本での約10年前のスピードですが、車で移動しながらでも接続は安定しており、意外と快適に使用できました。
 端末機械の値段はメーカーにもよりますが約8千から9千バーツ。利用料金はいろいろなプロモーションがありますが、基本的には1分1バーツと明瞭会計です。

3.「EDGE(エッジ)」

  バンコク市内とチェンマイ中心部などに限られるサービスで、GPRSベースに接続速度をアップさせたサービス。エリア内であれば、AIS、DTAC、TRUEいずれも利用可能です。実際利用してみましたが、バンコク市内で実測130KBと、Eメールや、ホームページ閲覧も快適に使用できました。
 端末機械の値段はメーカーにもよりますが、約1万バーツです。利用料金はGPRSと同額で1分1バーツ。

4.「CDMA2000」

  現在タイでは、最も新しい携帯電話ネットワーク方式です。香港のHutchがバンコク市内限定でサービス提供しています。接続速度は2.4MB(=2,400KB)と桁違いのハイスピードです。
 端末機械の値段は1万2900バーツ、利用料金は月額999バーツ。

5.TOTが提供しているサービス

 タイ国内どこでもインターネットが利用できます。パラボラアンテナ設置の工事が必要で、速度は256KBで月額1700バーツとやや割高。雨の日や曇りの日は極端にスピードが落ちる欠点があります。
 保証金は4万バーツ。1年以上の継続利用で4万バーツは返還されますが、それ未満の場合は、保証金は返還されませんので要注意です。

タイで最速 Hutchのワイヤレスインターネット
http://www.hutch.co.th/mbi/evdo/promo_sierra/index_en.htm



 
【メルマガ115号掲載】   2008.1.21
@ KENCHAN の ITコラム 第3回
−迷惑メール−

 朝、会社に来て、パソコンを立ち上げてメールを受信すると............今日も大量のメールが「受信トレイ」に入っていた。件名を見ると、日本語、英語、中国語、判読不明な言語と様々だ。
迷惑メールか業務メールを、件名から推測して削除することになるが、これが結構大変な作業。

 次のような件名は、どうしても開いてしまうことになる。「お願い」や「ご相談」、「先日の件」、「明けましておめでとうございます」、「ありがとうございました」など。そして半分以上が、やっぱり迷惑メールだったりする。

 以前は、業務メールの中に、時々迷惑メールが混じっている程度だったが、最近はそれが逆転し、「受信トレイ」内は、多量の迷惑メールの中に、業務メールが混ざっている状態だ。この中から、業務メールを探し出すのが一苦労。弊社の場合、一日百通以上の迷惑メールが届くが、その7〜8割は迷惑メール。

迷惑メールが来るようになった要因として、主に次の3つが考えられる。

1.ネット上の懸賞や会員登録等を行った。または、ホームページ上でメールアドレスを公開している。
2.ウィルスやスパイウェア等で、メールアドレスを盗まれた。
3.送信者がメールアドレスをランダムに作成し、自動で迷惑メールを送信している。

 「1」の対策としては、個人情報保護法(平成15年施行)を遵守している会社のHP以外では、むやみにメールアドレスを入力しない。そして、ホームページを持っている場合は、掲載しているメールアドレスを画像データにすることで改善できる。

 「2」の対策としては、ウィルス対策ソフトや、スパイウェア対策ソフトを利用して、自分のパソコンからデータが流失するのを防止する。日本語版があり、評判が良く、しかも無料で使用できるソフトには、次のようなものがある。ウィルス対策ソフトは「キングソフト インターネットセキュリティー」。スパイウェア対策ソフトは、「Spybot - Search & Destroy」。

●Spybot - Search & Destroy
http://www.safer-networking.org/jp/index.html

●キングソフト インターネットセキュリティー
http://www.kobayashi.co.th/marumaga_send/mail114/mail114.html#kenchan

 「3」の対策としては、アンダースコア(_)や、ハイフン(-)、ピリオド(.)などの記号を、メールアドレスに入れると良い。送信する業者は、専用のソフトを使って、英数字を組み合わせ、次のような要領でメールアドレスを作っているのだ。

   aa/ab/ac/・・・abcde・・・zzzzx/zzzzy/zzzzz

 これに記号を入れてメールアドレスを作成することは送信業者にとって非効率的なため、 現時点ではあまり行われていない。
そこで、メールアドレスを次のように変更すると効果的だ。 例:「in_fo@kobayashi.co.th」

 「敵を知り己を知らば、百戦危うからず」ということで、 まず敵である、迷惑メール発行者側の事情を簡単に述べる。

 迷惑メールで送られてくるような内容の広告は、数年前までは、電話ボックスに貼るか、電柱に巻きつけるなどの方法が一般的だったが、それなりのコストと、リスクが生じていた。

 しかし現在では、自動プログラムで、メールを送信しつづけることができるようになって、コストも、リスクも大幅にダウン。ある調査によると、メールで広告を送って、約千人に一人が実際に興味を持つという。

 紙の広告では、紙代や印刷代や配布費用等のコストの問題があり、滅茶苦茶なことはできなかったが、現在はコストをかけずに、広告を送れるようになった。

 迷惑メール送信業者は、1万通のメールを送信するのに、所要時間は10分から20分。しかもプログラムが全自動で、メールアドレスの作成から、送信作業まで、すべてを行ってくれる。人間の行うことと言えば、迷惑メールの「本文」を考えるくらい。このようなプログラムは、パソコン上級者なら作成可能で、ネット上で販売もされている。

 送信代行業者も続々と新規参入しており、まさに「迷惑メール送信は、儲かるビジネス」になっている現状がある。

 以上のような背景で、迷惑メール送信者と、一般ユーザーとの「いたちごっこ」は、日々繰り返されているのだ。

 なお、メールソフト「Outlook 2003」「Outlook 2007」には、迷惑メールをブロックする迷惑フィルタが付いており便利。こちらは正規のソフトウェアのみが、アップデート機能を使用できるようになっており、最新の迷惑メールにも対応してくれるのは有難い。
ソフトは、「Microsoft Office 2003」「Microsoft Office 2007」にそれぞれ同胞されている。

Microsoft Office 2003
販売終了

Microsoft Office 2007
http://office.microsoft.com/ja-jp/outlook/HA101656351041.aspx

Microsoft Office 2007 販売  (参考:販売価格 5〜7万円)
http://www.microsoft.com/japan/users/onlinereseller/office/2007/default.mspx


 
【メルマガ114号掲載】   2007.12.21

@KENCHAN の ITコラム 第2回
 −インターネットセキュリティ ウイルス対策−

 ウイルス感染すると、自分だけでなく他人にも迷惑がかかる。たとえば、メールが勝手に送信されたり(送信先は、ウイルスが勝手に決める)、知らないうちにウイルス付きのメールを送っていたりと、会社などの場合は特に信用問題になりかねない。

 ウイルス対策ソフトには様々ものがあり、私個人でも、様々なソフトを使用してきた。しかし、個人的な感想なのだが、  正直言って、どれも今一である。未だにウイルス対策ソフトは、思考錯誤しながらの開発途中という感が否めない。有名なウイルス対策ソフトでも、完成度は「もう一歩」という感触だ。
 
  ガッチリと守ってくれるソフトほど、パソコンの通常使用にも影響が出てくる。常時監視するため、それだけでもパソコンの動作は重くなる。これは諸刃の剣なのだ。敏感に過剰に動作するため、パソコンの動作が鈍くなり、インターネットは遅くなり、  警告画面は頻繁に現れる。普段の仕事までがスムーズに進まなってしまうことが決して少なくないのだ。

 ほとんどのウイルス対策ソフトは、数千円から1万円で販売されている。これで効果があれば安い買い物なのだが、  しかし最近になって、無料でも提供され始めたことは意外と知られていない。  ソフト名は「キングソフト インターネットセキュリティー(日本語版)」

 日本ではマイナーだが、中国ではトップシェアのソフトで、現地での販売価格は198元(約3,000円)。 今回、日本参入にあたり、無料で配布をはじめた。
 
  キングソフト曰く、「広告を入れることで、日本では無料で提供することに  決めた。広告主がユーザに代って使用料を支払う仕組み。ビジネスモデルとしても全く新しい発想で、日本市場に参入していく」 と強い意気込みが感じられる。機能は、有料版と同じで、無料版との違いは、ソフト稼動時に小さな広告が表示されること。

 利用してみての感想は、ウイルス対策ソフトを常駐させてパソコンを使用していても、動作が特に遅くなることなく快適に使用できており、悪くない感触だ。多少は、メジャーなブランドのウイルス対策ソフトには敵わない部分もあるが、その差は僅かである。これで無料ならば、必要にして十分であろう。  

(実際に使用したのが、下の3つの画面)                       
         

 KINGSOFT InternetSecurity
下のアドレスから、ダウンロードできる。
http://www.kingsoft.jp/download/
出てくる画面で『KingsoftInternetSecurity free』というボタンを押すと ダウンロードが開始される。(約 45MB)




2007.10.17
@ KENCHAN の ITコラム 第1回 −海外でパソコンをもっと便利に−

 青空文庫 −インターネットで、名作が読める−

 世界中から、日本の名作を読めるのが、インターネットの図書館『青空文庫』だ。会員登録などは必要なく、誰でも無料で利用できる。

 例えば、夏目漱石は100作品、芥川竜之介は353作品など、全部で約5000冊の近代文学作品を、自由にダウンロードして読むことができる。

一例として、次のような作品がある。

 ○ 芥川 竜之介    353作品
 ○ 林 芙美子      49作品 
 ○ 勝 海舟         5作品
 ○ 太宰 治        212作品
 ○ 魯迅           12作品
 ○ 正岡 子規       26作品
 ○ 三木 清        14作品

  インターネットにつながらない場所でも、ノートパソコンやPDA,iPod、携帯電話などへ自由に保存することが可能なため、文庫本を読むような気軽さで楽しむことができる。

 また、通常パソコン画面では、文字の表示は横書きだが、青空文庫の作品を読む場合は、
縦に表示できる、オリジナルのソフトが、青空文庫で無料で用意している。


縦書きのパソコン画面

携帯でも縦の画面で楽しめる

 
  ただ、「インターネット図書館」とは言っても、蔵書作品は、著者が没後50年経過した著作権の消滅した、明治から昭和初期の作品が大半を占めるのが「青空文庫」の特徴だ。

 なお、『インターネット図書館 青空文庫』(野口 英司 1,575円)という単行本も、一般書店で発売されている。著者は、青空文庫創設メンバーの一人で、プロジェクトの成り立ちから現在に至るまでの詳細が記されている。 また付録にDVDが付いており、4千以上の作品が収録されている。 もちろん収録作品は、インターネット一つずつダウンロードすることも可能だが、付録としてこれだけのボリュームは良心的だ。

 なお現在、著作権を著者の没後70年にすることが、文化庁で検討されている。 そして2007年中にも、この結論が出る予定である。ただ現段階では、約5000冊が自由に読める。

 ところで、応用的な青空文庫の利用方法として、読み上げソフトと組み合わせる、などの活用方法も考えられる。そうすると、コンピュータ独特の音声にはなるが、作品の朗読も、音声で楽しむようになる。

 また、コンピュータ音声による読み上げソフト以外にも、青空文庫の著作権フリーの利点を活かして、プロのアナウンサーやナレーターが、ボランティアで作品の朗読を録音し、公開いるサイトもある。

日本の名作が世界中で気軽に読める便利さは、海外在住者にとってありがたいことである。

青空文庫 
http://www.aozora.gr.jp/