(1)アパート、マンションの契約の仕方と留意点
@ 契約の仕方は
いろいろ探したり見たりした結果、気に入った物件が見付かったら、いよいよ契約をすることになります。
契約は、アパートの持ち主が作った契約書にサインをして、デポジット(普通は2カ月分の契約金)と前家賃を支払うだけで済みますが、次の点に注意したほうがいいと思います。
(もちろん、借り主はそのドラフトに対し注文をつけることができます。)
1.部屋についている家具を確認すること。
2.家賃に含まれるものと含まれないものを確認すること。
(日本のNHKは家賃に含まれているかどうか?)
3.最低契約期間を確認すること(これは通常1年の場合が多いようです)。
4.途中解約の場合どうなるかを確認すること。
4の条項は、通常家主側が作った契約書に書かれていないことが多く、確認しないで途中解約すると思わぬ不利な条件がついたりします。必ずチェックしておいた方がいいでしょう。
A 契約書の様式
ここで使われる契約書は、日本のように様式が決まっていたり、一定の様式があるわけではなく、家主によっていろいろです。
家主は詳細にわたって記載していますが、別の家主はわずか8〜9項目で1頁分などという簡単なものもあります。もちろんこれは英文で書かれていますが、その英語の表現も、簡単な内容のものから法律用語を使ったような難解なものまでさまざまです。
そこで、それにめげず前項の1〜4のようなことのチェックをしなければなりません。
日本人が契約する場合、決められたフォームを見ると、ついつい信用してサインしてしまうことがよくありますが、これはあまり良いやり方ではありません。タイとはいえ外国です。ここは欧米式のサインが全ての社会ですから、よく内容を理解してからサインするべきだと思います。
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