22.タイ人の性格

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 ここでは、タイ人の性格をよく表していると思われる言葉を紹介しよう。

マイ・ペン・ライ

 最も日本人に有名なタイ語ではないだろうか。
日本語には、@どういたしまして、A構いません、B何でもないです、C平気です、D気にしません、Eたいしたことないです、など様々に訳されている。
 例えば、交通事故で、加害者が被害者に向かって「マイ・ペン・ライ」と言う場合は、「気にしないで」という意味ではなく、「たいしたことなくてよかった」という意味。


アライ・コー・ダイ

 「何でもいいよ」という意味で、小さなことにこだわらない性格が表れている。
日本語の「どうでもいい」という意味ではない。


ヘン・ケー・トア

 この言葉は良い意味には使われない言葉だ。「ヘン」=同意する、「ケー」=〜に、「トア」=体、自分、の意。
 
つまり、直訳は「自分に同意する」。意訳すると、「自分本位の考え」となる。タイ人は他人の行動、言動はあまり気にせず、自分中心に考え行動する傾向がある。
 政府、マスコミは、「ヘン・ケー・トア」の考えは捨てましょう、という
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をしているが、逆に、一方で「ヘン・ケー・トア」の考えを捨てたらタイ人でなくなってしまうと反論する人も多い。タイ人の性格の象徴か?

カーラテーサ

 時と場合によって自らの振る舞いを合わせること。時と場合によって自分の立場をわきまえることでもある。これが出来ない人は嫌われがちだ。