15.メイドさん(アヤさん)の手引き 

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メーバーン(アヤサン)の雇用条件
2009/6/26
タイに赴任の方の秘密兵器、アヤサン。掃除、洗濯、アイロン、食事の仕度、子供の世話、靴洗いなど安値で何でもしてもらえます。アヤサンの雇用にはいろいろな条件があります。以下、雇用条件サンプルです。
単身 勤務時間: 週3回。(月水金、火木土)午前又は、午後だけ。その日の仕事が終わるまで。

給料: 2,000〜3,000バーツ

昇給&ボーナス: 話し合いで決める。

内容: 掃除、洗濯、アイロン

家族 子供有
小中学生の子供の場合
勤務時間 月〜土。8時〜12時又は13時〜19時までの半日
給料 4,000〜7000バーツ(+料理〜9,000バーツ)

昇給&ボーナス

話し合いで決める
内容 掃除、洗濯、アイロン、台所の掃除、食器洗い。

 

赤ちゃんの場合
勤務時間 同左                               
給料 同左                    
昇給&ボーナス 同左
内容 同左、プラス子供の世話(一緒に遊ぶ、留守番など。)


子供無 勤務時間:週3回。(月水金、火木土)

給料:3,000〜4,000バーツ

昇給&ボーナス: 話し合いで決める。

内容:掃除、洗濯、アイロン

アドバイス
(1) 条件に決まりきったことはないので、休暇、ボーナスも含む金銭のことは始めからきちんと決めておきましょう。
(2) 給料の相場はアパートに聞けばわかります。また、同僚の方々がよく知っています。

備考:
(1) 相性があるのでテスト期間(1〜3ヶ月)を作っている方もいます。
(2) 食事の仕度も奥様がやる時もあるし、全てお願いする日もあるようです。
(3) お休みをしたら給料を引く、というしっかりした奥様もいらっしゃいます。

                                                    小林 則子


(1)アヤさん

 日本から赴任してきた駐在員のほとんどが、メイドに相当する「アヤさん」(言葉の出所不明なぜか日本人社会でそう呼ばれている)を雇用することになる。
この「アヤさん」こそが当地で最も身近なタイ人となることが多い。 良い「アヤさん」と巡り合えるかどうかは、タイでの生活が安定したものになるかどうかの分岐点である。

(2)アヤさんの見つけ方

 前任者が雇っていた人をそのまま引き継ぐ、公募する、友人に紹介してもらう、アパートのマネージャーに紹介してもらう、などいろいろな方法がある。
当社でもアパートを契約されたお客様に掃除、洗濯、アイロン週3回で
2,000バーツで紹介しているし、日本人会でもメイド紹介サービスを行っている。

(3)雇用者側がチェックすべき点

  • 身元がはっきりしているか。
  • 日本料理が作れるか。子供が通学している場合は弁当作りが必要。
  • 住み込みか、通いか。子供がいる場合は住み込みが良い。
  • 年齢。雇用者の好みの問題だが、若いアヤさんは経験が少ないため、ベテランの人に気配りで劣る。
    逆に若い奥さんは年上のアヤさんを使いにくい、という問題もある。
  • 日本人家庭での経験があるか。最低1〜2年あるとかなり違う。
  • 子供のいる家庭では子供が好きな人かどうか。
  • 日本語の単語が少しわかるか。
  • 性格が良いか。

(4)アヤさん側からみた要望

  1.  奥さんが良い人であること。具体的には、口うるさくない人、タイ人の気持ちを分かってくれる人などを挙げる人が多い。口うるさい人や清潔すぎる人は嫌われる。

  2.  給料が高いこと。少なくとも、そのアパート、マンション内の相場にあったものであること。子供の多い家庭や早朝からの勤務の場合は、200〜300バーツのアップを考えること。アヤさんの仲間内では、給料の額がその人の能力、腕に対する評価なので、能力のある人は安月給で働かない。

  3. アヤ部屋が清潔なこと。

(5)労働条件

  1. 給料:一応一人前に仕事が出来れば最低4,500バーツから。子供が2人いて、朝6時から夕方7時まで弁当
     作りもある場合
    6,000バーツ。子守りだけ、洗濯だけ、掃除だけ、または経験なしの場合は4,000 バーツ程度。当社では単身者向けにパートで、掃除、洗濯、アイロンを週3回2,000バーツで紹介して いる。ただし、以上は目安であって、実際には個々の話し合いによって決まる。
     良いアヤさんは引く手あまたなので少し高く支払ってもキープした方が良いだろう。

  2. 食事:食事については、1ヵ月200バーツのお米代(または現物として15kgのお米)を支給して自分で作ら せる場合と、ご飯のみを支給しおかず等は自分で作らせる場合とがある。後者の例が多い。

  3. 勤務時間:通いの場合、朝7時から夕方6時までが一般的。住み込みの場合は雇用者の都合によって異なるので、 双方の話し合いで決める。

  4. ボーナス:普通1年以上勤めた場合、正月又はタイの正月(ソンクラーン)に1ヵ月分を支給する。
    1年未満は勤務期間により減給して支給する。

  5. 退職金:普通1年以上勤めた場合、1ヵ月以上の退職金を支給する。
    ただし、本人の都合で辞める場合は支給しなくてよい。

  6. 休日:週1回、日曜日を公休とするが、祝祭日は勤務とする。年1回正月またはタイの正月に休暇を与える。
    その期間は4〜7日で双方の話し合いによる。そのほか、国王の誕生日(
    12月5日)などに休みを求める人もいる。

  7. オーバータイム:勤務時間外はオーバータイム(残業代)を出すのが原則。
    ただし、その額は時間に関係なく、1日または1回
    20〜30バーツ程度。

  8. 昇給:原則として1年に1回昇給させる必要はない。
    ただし、勤務成績や引き抜きを考慮して
    100〜200バーツ程度のアップを考えてもよい。

  9. そのほか:
    試用期間について1〜3ヵ月の期間を定めて、その間に気に入らぬ時は事前予告をせず解雇できる。
    試用期間中と本採用期間の給料は同額であることが望ましい雇用の際、仕事の内容を明確にしておくこと。
     例:掃除、洗濯、アイロンかけ、料理、子守り、買い物、そのほか
    チップは習慣としてない。よってよほど特別の用事の時以外は与えない。
    アヤ部屋の善し悪しで辞められてしまうこともある。チェックが必要。
    万一アヤさんが病気になった場合、治療費を支払うくらいの心遣いが必要。
    雇用者が帰国する場合、またはアヤさんを解雇する場合、次の日本人のために紹介状を書いて渡すのも心遣いの1つ。

(6)留意点

  1. アヤさんを使う時の姿勢:家事の分業者の一員として扱うことが大切で、そのためにも快く働いてもらう環境作りが必要。また、日本人とタイ人の生活、習慣の違いを知り、理解することが大切。

  2. トラブルについて次の例があるが、問題を大きくしないうちに解決すること。
  • アヤさんに不満や問題が生じてくると、無断欠勤や遅刻をするようになる。
    このような場合、原因が何であるか考えること。雇用者側にその理由、原因がある場合は改め、 それがない場合は理由を告げて解雇してもよい。

  • 世間ではアヤさんによる盗難が多発しているようにいわれるが、実際には非常に少ない。
    しかし、出来心を起こさせないためにも自ら用心することが大切。

  • 何らかの都合で解雇する場合は、月末の給料日に1ヵ月分の給料を前渡しして、解雇を通告すること。

  • アヤさんから退職願いを申し入れられる場合がある。「両親が病気」「田舎に用が出来た」等の理由 を挙げることが多い。この場合、何らかの不満があることが多く引き止めても無駄のようだ。
    何が原因かを考えて次の雇用の際反省材料にすること。
 3. 契約書を作成し雇用の際サインをもらっておくと、後日トラブル発生を防げる。しかし、実際に契約書を交しているは1020%くらいか。

(7)契約書例 (タイ国日本人会使用のものを一部修正)

  1. 30日間はテスト期間とする。
  2. 言いつけられた仕事は確実にする。出来ない場合は理由を述べて出来ないということ。
  3. 自分の物以外の物品は無断で使用したり所持したりしないこと。
  4. 雇用者の許可なく、家族を含む他人を室内に入れてはいけない。
  5. 外出から戻った時、食べ物に触れる前に必ず手を洗い清潔にすること。
  6. 休日は雇用者と使用者の話し合いで決める。
  7. 原則として労働基準法は適用にならないので退職金は雇用者が決める。
  8. メイドさんの都合で退職する場合は退職金は出さない。
  9. 雇用者の都合で退職してもらう場合は、雇用者が勤続年数や仕事ぶりを考慮して退職金を決める。