タイ投資のコメント

04.5.25

1.タイ経済の現状と見通し

今後5年間は好景気が続くであろう。その理由

 (1) 動車産業を中心としたスソノ産業が次々にタイに進出してくる。
   (日本のメーカーがタイに来て、その分の空洞化が進む)

 (2) 公定歩合が低く、今後3年間はこの傾向が続くであろう。
   (不動産・住宅部門の投資の伸びがさらに進むであろう)

 (3) 自動車関連、投資関連産業は、最高利益を出している。

2.日系企業の動向と今後の見通し

 (1)自動車関連、特にニッサン、イスズ関連の会社が進出してくるであろう。

3.各工業団地の特徴・長所・短所

工業団地の選択のファクター

 (1)日系企業が多いこと。(それなりに長所があるので、結果的に多く集まった)

  例:アマタナコン、ロージャナー

 (2)ローケーション

  チョンブリー地区は自動車関連、ロージャナー地区は弱電関係。

 (3)労働集約型産業は地方へ。

 (4)日本人がバンコクから通勤ができる範囲内。

 (5)工業団地の価格は、そのまま総合価値の指標。

4.進出形態

企業の目的によって、進出形態が決まる。

現地法人・・・ビジネスを行う。

駐在員事務所・・・領収書を発行しないビジネス、つまり、マーケティング、情報収集、本社との事務連絡等。

5.BOIの新ガイドライン

2年前に出されたが、基本的に変更はなく、現状に合わせる形で一部を変更した。

6.雇用情勢

労働は質が良いと高価となり、質が悪いと安い。タイの場合は、その中間である。

労働者総数は、この10年間尽きることはない。 メイドが、日本人家庭からいなくなった時が、労働力が枯渇したときと見ることが出来る。

資料の準備

1.某県の海外進出の手引き

2.BOI投資奨励手続き JCC2002年11月号(第487号)

参考資料の紹介

○ 「タイビジネス必携」元田時男著 タイ・パルネット 1,000バーツ

○ ビジネス入門 バンコク編(第6版) 小林(株) 680バーツ

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