2007.10.28
10月25〜27日の3日間、現地ライオンズクラブとの交流の目的で訪問しました。
都市クアラルンプール(以下、KLと略す)へは30年ぶりの訪問で、初めての訪問と同様です。
マレーシア及びKLについての詳細は、ネット上のホームページに数多く書かれているので、ここでは感想にとどめます。
第1に、KLはバンコクと比べものにならない程発展した都市でした。
高架電車は合計7路線あり、市内を縦横にはりめぐらされており、バンコクのような交通渋滞はほとんどありません。
又、都市作りが、都市計画に基づき行われているので、町並みがきれいです。道路は直角交差点が少ないため車の流れがスムーズです。
市内、郊外とも緑が多く、シンガポールのように「緑の中に都市がある」感じです。
第2に国際化、都市化を進める政策が目に見える形で現れています。
つまりPetronas Twin Towers(ペトロナス ツイン タワー)は、マレーシアがアジアでも最高の国際都市であることを誇っている象徴なのです。
この80階建ての建物は、合計200万立方メートルの容積で、日本の霞ヶ関ビル(36階建て)が、80万立方メートルの容積ですから、その2,5倍の大きさです。
第3に都市計画のコンセプトについて、個性を大切にしていること。
国会議事堂、首相府、各省庁などの官庁街へ案内されて驚いたこと、それは各省庁の建物の形がそれぞれ異なっていて、それが町並に調和されているのです。
日本の官庁のように「金太郎飴」で建てられているのと大違いです。
このような斬新と調和融合の発想が、すべての政策にも及んでいる、と想像できます。
最後に私はマレーシアに対して、今までややマイナーな見方をしていましたが、今回の訪問により見方が変わりました。
たとえば、「イスラムの国」という感じがほとんどしないのです。
この国もタイ国と同様に、工業化と農産業の向上を同時に進めていく、という目標に向かって模索しているような感じがしました。
参考にしたホームページ
外務省 「最近のマレーシア情勢と日本・マレーシア関係」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/malaysia/kankei.html
ジョトロ 「マレーシア」
http://www.jetro.go.jp/biz/world/asia/my/basic_01/
Petronas Twin Towers(ペトロナス ツイン タワー)
現在のマレーシアの発展の象徴
約50年前(1957年8月31日独立)の田舎の様子
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