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2009.8.13
 ■本の紹介(90)

「「朝日」ともあろうものが。」

河出文庫 

定価(本体880円)

烏賀陽弘道 著

2009年6月発行

 
  朝日新聞記者を17年間勤め、フリージャーナリストに転進した人の著です。
 新聞記者とて大企業の中では一つの歯車です。
 自己の良心を捨てずに生きていこうとすると、現実の壁にぶつかり挫折してしまう。
 それが退社の理由となる。

  ちょうど筆者が市役所に入り、従来の弊害を改革しようと思った時、既存(保守)の人から
 反対を受けて結局退職することになったので、著者に共感を感じました。

  新聞記者を志望する人はこの本をぜひ読んでほしい。
 表向きは華やかな仕事ですが、その内情は組織を優先するので楽な仕事ではないようです。