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 ■本の紹介(6)
 
 「タイ雑学王情報館」

ゑゐ文社発行

定価 1,400円
 
 
高橋康敏 著

2002年8月発行

  タイブームの中「タイ通」のための情報事典が発行されました。 「タイ通」とは @ タイに通じている人 A タイを通過したことのある人 B タイに詳しい人(専門家)を指す言葉です。自称「タイ通」の方は是非ともこの本を読んで、さらにコンテンツのアップを願うものです。著者の高橋康敏氏は、ビジネスの分野が専門ですが、この本の中では「タイの文化や価値観」にスポットをあて、この分野の知識を問いかけています。この本を読むとさらにタイに嵌ってしまうこと間違いありません。そして、タイに行ってみたくなる、タイに住んでみたくなる。そういう心を起こさせる本なのです。
 すべてのページに感銘を受けましたが、中でも第13章のタイの礼儀作法の挨拶の仕方が心に残りました。仮に西洋人が日本の文化を伝えるとき、日本人の挨拶について具体的に記述するでしょうか?(多分ないと思います)タイ人の礼儀の正しさは、ワーイ(合掌礼)の挨拶に表されています。この本を読まない人でも、タイに来たことのある人なら、ワーイ(合掌礼)を一度ならず受けたことがあるはずです。そのワーイ(合掌礼)について詳しく書かれているのが印象的でした。
さて、この本の出版社の名前ですが、日本の旧ひらがな使いで、なかなか解りづらいのが欠点。そして、文中にある写真は写りが悪く、せっかくの役立つコンテンツに水をさしている気もしますが、ともかく是非御一読いただきたいと思います。紀伊国屋・タイ東京堂で発売中!