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 ■本の紹介(45)

 「現場主義の崩壊
     日本的問題解決の桎梏


産能大学出版部刊

定価 1800円

トヨタ会館館長
佐々木  康夫 著

1995年12月発行

 
 トヨタの人が「現場主義」の本を書いているので、当然工場内での生産現場についての本かと思い
読んでみました。

 とんでもない。工場のことなど一切書かれておらず、現場主義と世界経済、日本の政治のありかたに
ついて書かれています。

 一言で云うなら、問題解決を下へ下へと落とし、上層部は責任をとらない、という意味を現場主義と
定義づけています。役所風に云うならトカゲのしっぽを切ってそれで済ませる方法のこと。

 トヨタの会社では珍しく異彩をはなした人物のようですネー。(そうでなければこのような本は書けませんヨ。)
 社会現象を本質的にとらえる方法の一つとして、貴重な本です。