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 ■本の紹介(4)  

  「落日燃ゆ」

1998年12月発行

徳間書店

定価 457円

城山 三郎 著


  城山三郎氏と云えば、ビジネスマンなら誰でも知っている経済小説家で、ここで紹介する必要のないほど有名な人です。
 私がこの本を知ったのは、今から約10年前で、バンコク日本人商工会議所が創立30周年を記念して、日本から同氏を招いて講演会を開いたのがきっかけでした。氏は、この講演会の中で、この小説の主人公である広田弘毅(こうき)について、多くの時間をさいて話されました。
 その時初めて小生は城山三郎や広田弘毅という名前を知りました。(注:広田弘毅は戦争前に外務大臣、首相を経験した、生粋の外交官) 城山氏の数多くの作品の中で、この本について言及したのは、それだけ広田元首相の生き方に共鳴したからではないでしょうか?
 この本を読んで、誰もが感じる広田元首相の生き方は、日本人の魂に訴えるものが多い。特に、天皇の戦犯を身代わりとなるため、進んで絞首刑になったことは、日本人としての美徳なのでしょう。
 城山氏は、多くの作品を書いているが、この本が一番感銘をうけたので、ぜひ読んでほしいものです。
その他「雄気堂々」「男子の本懐」「小説日本銀行」などの感銘を受けた本がありますが、「落日燃ゆ」には及ばない。