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■本の紹介(29)
「自壊する帝国」
新潮社
定価 1,600円
佐藤 優 著
2006年5月発行
またまた、外務省外交官の暴露本です。このところ、この分野の本はよく売れるそうです。
秘密主義を執っている外務省としては、快く思っていないようです。
ところでこの本の著者、佐藤 優(まさる)と云えば、あの鈴木宗男国会議員の名前を連想します。そして田中眞紀子、ソビエト、宗男ハウス、千島列島、と次々にキーワードが出てきます。
この本で感銘を受けたのは、彼が外務省へ入省する動機、入省、そして入省後のソビエトでの研修期間の部分です。
また、現在、起訴休職外交官という身分で書かれているので、一字一字に迫力のある内容になっています。