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 ■本の紹介(25)

「麒麟 
  おおとりと遊ぶ」

徳間書店

定価 2200円

本所 次郎 著

2002年発行


 ANA(全日空)勤務の方からこの本の紹介を受けました。

 若狭得治という人は『全日空中興の祖』(一旦衰えたことを再び盛んにすること)と言われており、その活躍ぶりはロッキード事件と共に後世に残ることでしょう。
この本を読む限り、全日空のためだけでなく日本の航空界の発展のため尽くした人です。

 彼の味方となって弁護するなら、彼はロッキード事件そのもので有罪となったのではなく、国会での偽証罪で起訴され有罪となったわけで、その関係者をかばったためです。
有罪となっても執行猶予付きの判決でした。
 裁判所は、彼の業績が偉大なため実刑判決を出せませんでした。


 なお、この本は絶版となっているためインターネット上、中古本として買えます。