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 ■本の紹介(21)  

ウィエン・ラコール・
ホテルの日々」

(タイ王国紀行エッセイ集)

文芸社刊

定価 1,
785円


小田俊明  著

2005年11月発行

 
 小田俊明氏は1950年生まれ、つまり団塊の世代の人です。

 2002年より執筆活動に入っているとのことですが、ビジネスの方も多忙なようです。
それはエンジニアリング会社での海外駐在期間が長かったため、いろいろな人から声がかかっているからです。
 この本はタイの主に北部、東北部の紀行文、旅行ガイドになっており、タイ通になりたい人にとっては必読書でしょう。
本のタイトルが、ある地方のホテル名を用いている為本人に質問してみました。その回答は以下の通りです。

 『さて、本のタイトルですが、こうした紀行エッセイ集の場合、近年の傾向として本文中の各編の中から採るか、はたまたまったく別のタイトルにするかで、当初はガイド部分の加筆もあって後者を考えておりました。 

 ところが本書は観光ガイド・ブックとは一線を画すものとのことで、編集会議の席上、企画・編集・販売部門に加え外部オブサーバーも含めて 満場一致でこのタイトルに決定したものです。 
 何でもタイトル名は実在のホテル名を使っても、全編をカバーする「タイの日々」に繋がるとのことで、日本の読者の「海外のホテル好き」というリサーチ結果も反映されてのことのようです。
 現状、読者アンケートでもこのタイトルは好評ですが、 出版ビジネスは分らないものですね。

 ウィエン・ラコール・ホテルは私たち日本人にはあまり知られていませんが確かに良いホテルで、昨年11月の書物刊行後、友人連中などが日本やバンコクからランパーン旅行に出かけましたが概ね好評です。 
以前は「地球の歩き方」誌でもランパーン第一のホテルは「ウエィントン・ホテル」 と紹介されていましたが、数年前からこの「ウィエン・ラコール・ホテル」に変わっています。 まぁ、ホテルの印象はその時々によって、また人によって捉え方が異なるものですが・・』

 今後の活躍を期待しつつ・・・。