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2012.9.12

■本の紹介(174)

空洞化のウソ
日本企業の「現地化」戦略

講談社現代新書

定価 760円+税

松島 大輔

2012年7月発行


 著者は、現在、タイ王国政府政策顧問として、国家経済社会開発委員会(National Economic and Social Development Board : NESDB)に出向しています。日本での所属は、経済産業省。
 サブタイトルは 『日本企業の現地化戦略』とあり、すなわち、タイでの日系企業を視野に入れています。

 結論として、「日本での産業の空洞化を恐れてはならない。現地化をすすめることによって、日本の企業は生き延びることが可能となり、そこからの利益還元を得て、日本が再生する」と結んでいます。

 企業が海外に出て、生き延びる方策として大変参考になる本です。(2012.9.12 K記)


【関連情報】 「産業空洞化」とは(知恵蔵2012より)