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  ■本の紹介(17)


 「アジア・アンダーストリート」
 

明石書店

定価 1800円

藤岡和幸 著

2000年発行


 藤岡氏は、小生と同じ北海道出身で、かつ、隣り町という同郷
のよしみ。
タイの社会底辺を描く作家というので、どんな作品であるか、大変興味を持った。

  内容は、タイの全国各地を回る旅で出会った人々との様子が描かれている。日本のマスコミでは、「タイの悲惨な少女売春の現状を記録した作品」などと紹介されているが、少しも悲惨ではないのです。

 藤岡氏は、タイに住んでおり、タイ人を理解した上で会話が進められており、読みやすい内容になっている。氏は、人間的に素直で、そのことが本の中で随所に現れている。氏が、アジアに住むことについて「―― いい加減な成り往きで生きている。

 それが僕にとっては、この上ない魅力になっているのだ」と述懐しており、氏の思想の発想の原点となっている。
なお、明石書店は、社会底辺の人々を対象にした出版を多く出しており、結構、名前の通った出版社です。最後に、次の出版を期待しつつ、氏を応援したい気持ちである。