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2012.5.18

■本の紹介(167)

金(ゴールド)が通貨になる

幻冬舎新書

定価 780円+税

谷口 智彦

2012年2月発行


 小金持ちの人は、ぜひ読んで欲しい本です。
 ずばり、これから金持ちは、「金(ゴールド)を保有して、円、ドルの価値低下に備えて、しっかり資産を保全すべき」と論じています。 

 もちろん、個人ではない、国家とて同じ論理です。 

 現在、ドルが徐々に価値が低下してきています。世界中にドル札を大量に印刷して、世界中にバラまいているからです。

 2〜3年後には、さらに大幅なドル安が到来する、と予想しています。
 とにかく、これからの世界の通貨は、ドルでも、元でも、ユーロでも、さらには円でもないのです。

 そこで、金本位制に移動するという、著者の予想。まるで空想科学小説を読んでいるようで、経営者としては、単なる予想では現実に起こりうるような、ノンフィクションを感じさせてくれます。 

 やっぱり、世の中、金(ゴールド)が、一番価値あるものなのか? 答は、この本を読んで、それぞれ判断しましょう。

                                         (2012.5.18 K記)
【関連情報】 谷口 智彦(著書一覧)