小金持ちの人は、ぜひ読んで欲しい本です。
ずばり、これから金持ちは、「金(ゴールド)を保有して、円、ドルの価値低下に備えて、しっかり資産を保全すべき」と論じています。
もちろん、個人ではない、国家とて同じ論理です。
現在、ドルが徐々に価値が低下してきています。世界中にドル札を大量に印刷して、世界中にバラまいているからです。
2〜3年後には、さらに大幅なドル安が到来する、と予想しています。
とにかく、これからの世界の通貨は、ドルでも、元でも、ユーロでも、さらには円でもないのです。
そこで、金本位制に移動するという、著者の予想。まるで空想科学小説を読んでいるようで、経営者としては、単なる予想では現実に起こりうるような、ノンフィクションを感じさせてくれます。
やっぱり、世の中、金(ゴールド)が、一番価値あるものなのか? 答は、この本を読んで、それぞれ判断しましょう。
(2012.5.18 K記)