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  ■本の紹介(16)

 「タニヤの社会学」

メコン社

定価 1800円

日下 陽子 著

2000年発行


 タニヤという名称は、この土地の地主が、自分の息子のために
つけた名前であるが、今では、日本人クラブが密集しており、夜遊びの代名詞となっている。そのタニヤの夜を学問として研究して発表したのがこの本。

 ただ、本文の中で、店の名前や協力者を匿名として用いざるを得ないところに、研究論文の限界を感じるのです。ともあれ、この本は駐在員が赴任したときの夜の接待のマニュアル本となってしまったのです。実際、この本は便利です。他の無料紙のタニヤの紹介より正確です。この分野に関心ない人は別として、お勧めできる本です。


 筆者は、お客を対象にした調査をおこなっているが、ホステスとして働いている人たちの調査をもっと綿密に行なって欲しかった。つまり、遊ぶ立場からの調査でなく、働く側の立場からの調査を重視してほしかった。
また、見方によっては駐在員の奥さんがタニヤの社会学として公にタニヤを紹介したことにより、男性諸兄が堂々と出入りが認められることになった、と思うのは考えすぎでしょうか?