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2011.8.18
■本の紹介(149)

学問のすすめ

ちくま新書

定価 760円+税

福沢諭吉 著
斉藤 孝 訳
2009年2月発行

 名前を知っているけれども、なかなか読めなかったこの本。それはそうです。明治の初めの文体では、なかなか読めるはずがありません。

 そんな中で、現代語訳で出版されたこの本。原文ではないので、多少ニュアンスが異なるかもしれませんが、問題は中味です。

 これは武士の時代が終り、平民の時代になった時に「学問の大切さ、必要性」を説いた本なのです。福沢諭吉という人は、慶應義塾(大学)の創設者なのです。

 今でこそ、この本を読むと当然と思われる内容が多いのですが、その当時は、彼の理想を書いたのではないでしょうか。

 中学校のテキストとして、この本を採用してはどうでしょうか?その位の内容のある本です。
                                          (2011.8.15 K記)