タイ通で知られる下川さんが、生き場を求めて日本から来ている日本人にスポットをあて、それぞれのケースを描いています。日本を捨て、タイに来る人はそれぞれ理由があるでしょうが、その大半の人に間違いなく云える事は「住みやすいから」という理由でしょう。
人生は一度です。臨終の時、「我が人生悔いなし」と云えるような人は、生涯もがき続けるのです。この本では主に中年の方を描いていますが、若い人を対象として、積極的に生き場を求めている人も描いてほしかった。
タイは今後、日本の若者が活躍できるようなそんな気がするからです。次回は、タイで活躍し、ポジティブに生きている若い人達の生き方を書いてほしい。それを読んだ若者に夢と希望を与えてくれれば、それはもう作家冥利に尽きるというものではないでしょうか?
(2011.8.4 K記)