著者は、広告会社の博報堂入社し、この会社の経験をもとに、電通とリクルート社について書きました。この3社とも広告会社で、現在だんだん業績が下がってきています。
電通は大企業がクライアント、リクルートはエンドユーザーがクライアントという事で、バッティングせず今まで企業拡大してきたのでしょう。
しかしです。現在のグーグルの出現により将来は風前の灯となってきています。グーグルは中抜きした広告を行っているからです。
これは、旅行会社が、旅行代理店として不要になったのと同じことなのです。
過去のこれらの会社の栄光もこれまででしょう。著者は過去の栄光をページをとって書いてみたものの肝心のグーグルとの関係を書いて なかったのは、片手落ちでしょう。読者は、過去のこともさることながら、将来を期待して本を購入しているのですから...。