文春文庫 780円(税込) 鈴木 隆 (著) 2008年12月発行
山一證券といえば、もう自主廃業して13年目になります。 この会社の話を始めると、誰でも知っている通り、野澤社長の「みんな私が悪いんであって、社員は悪くありませんから、・・・」と男泣きに泣きながら、社員をかばったテレビ放映を思い出します。 この本は、この会社の誕生から廃業にいたる経緯を「滅びるべくして滅びた」という仮説に基づきかかれて居ます。 会社は、永遠に生き続けなければならない、という宿命を背負っており、この本がその宿命に役立つと思い、読んでいます。金融、証券界の方は、必読書の1冊でしょう。