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  ■本の紹介(10)

 瀬島龍三 参謀の昭和史」

文芸春秋発行

定価 457バーツ  

保阪 正康 著

2000年2月5日発行



 元大本営参謀として、戦争を指導し、敗戦とともにシベリア捕虜収容所で抑留生活をし、
帰国後は伊藤忠商事に奉転し、会長まで歴任。 又、中曽根元首相の推薦のもと、第2臨
調委員として、政治の中でも活躍した人。 以上、ざっと述べただけでも、瀬島氏は物語に
なる人です。

 この本では、以上の経歴にそって書かれている。著者の保阪氏は、瀬島龍三のシベリア
での抑留生活での隠された秘密を明らかにするべく迫っているが、残念ながら今ひとつの
ところでした。この点については、歴史が証明するまで待たなければならないでしょう。

 この本とは別に「干毛地帯」(山崎豊子)という、瀬島龍三をモデルにした小説が発行され
ている。読み終えて、ゾクゾクした、というのが感想。 みんなもこの本を読んでゾクゾクして
みたらどうですか?

【この著者の他の書籍】太平洋戦争 七つの謎
              歴史でたどる領土問題の真実